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ケビンのケース


[30歳/女性/会社員/未婚]

私は幼い頃、周りは石でドアは木でできた家に住んでいて、家族は両親と祖母。祖母は紐で作った人形のようなものを家で作っていました。なぜか暗い印象で、家族に対して温かさを感じることができませんでした。とても貧しかったようです。なぜなら木の靴に、茶色のとても簡単な粗末な洋服を着ていました。

20歳頃になると、背がとても高くなり家に入ると少し首を曲げていましたので、とても首が痛かったです。恋人はいなく湖のそばで、一人しゃがんで遠くを眺めることが好きでした。

30歳の頃には絵を描いて生計を立てていました。ある日私は、石畳で噴水のある公園のようなところのベンチに座っていました。描きあがった絵を届けにいく途中です。絵は石でできたマンションのようなところに届けにいきました。私は絵描きとしてかなり裕福な生活をしていたようです。袖にはフリルのついた服を着ていましたし、お城のようなところへ肖像画を描きに行ったりしていました。人物画ばかりで風景画は描いていませんでした。

結婚もしていて、子供にも恵まれました。女の子はサラ(サーシャかもしれません)、あと男の子が一人。

しかしその後、家が火事になり焼けてしましました。その火事で、息子は亡くなってしまい、私はただ呆然と焼けた家跡に立ち尽くしていました。私が外出をしているときに出火したようで、助けることはできませんでした。息子がなくなったことは悲しかったかもしれませんが、日々の生活で記憶の中に消えていきました。どうやらその火事で妻と母も亡くなっていたようです。

金髪だった髪と髭が白く長くなり、60~70歳に見える頃(金髪で背が高くスマートだった自分がこんな風に老いた姿は衝撃でした・・・。)、私は自分のベットで娘に看取られながら死にました。別に怪我や病気でもなかったようです。痛いところもありませんでしたし、苦しくもなかったです。

ただ私は、残されていく娘がとても心配で不憫でなりませんでした。私と娘は二人きりで生活していたので、私が居なくなった後、一人残されてしまう娘のことだけが心残りでした。

この人生は幼い頃、家族の温もりを感じられなかった私にとって家族の温かさや家族を持つ幸せを経験できたので、とても幸せな人生でした。